今年の傾向と今後の学習指針をお話したいと思います。
筆記試験の問題は
第1問、第2問が昨年度より易しめになった印象でした。
ただし、第3問以降は例年並みかやや難度が高めだったこともあり、
平均点としては去年と同程度の122点でした。
第1問 ・・・ 発音・アクセント
昨年度に比較して今年の問題は取り組みやすく、高得点が期待できる問題だったでしょう。
今後の勉強法としては、発音記号とアクセントを個別で覚えていくよりも
音読しながら文章の中で覚える方法をおススメします。
音読しながら感覚的に身につけることでセンター試験の問題は対応できます。
とにかく、音読することです。
アクセントに関しては、
アクセントルール(例えば、語尾がionだと直前にアクセント)
を数個覚えるだけで十分です。
2008年以降の問題を分析するだけでもほとんどのルールが網羅できます。
また高2生はマーク模試が始まりますので、
間違えた問題をノートにメモするなどしていくと、
来年のセンター試験までに自分の弱点ノートが出来上がります。
模試の復習を大切にしましょう!
第2問 ・・・ 文法・語法・会話問題
基本的な出題でした。昨年度は難しめの問題がありましたが、今年は満点を狙いたい問題です。
ただ今回190点台の受験生でも間違えたのがここの問題です。
高得点を狙うためには基礎力を充実させなければなりません。
対策としては、 第一に語彙力です。
問1のadopt, 問5のverticalなどの基本単語は確実に覚えておくようにしましょう。
また第4問の「木に含まれる水分」に関する長文にshrink(縮む)という単語が出てきますが、
このレベルも知っておきたいものです。
次に、文法問題集(例えば桐原書店の「英語標準問題1100」)を1冊完成させることです。
学校で配布されている問題集でOKです。地道な努力が大きな力となります。
ぜひ覚えてほしい表現が出題されました。
depending on~ : ~次第で
You should decide what to do depending on the situation.
「状況に応じて何をすべきか決めるべきだ。」
That(It) depends.
「それは時と場合による。」という表現もあります。
英作文や会話表現で使える表現です。
このようにセンター試験は実用的な要素が強い試験です。
第3問~ ・・・ 読解
今年は第2問で難しめの問題がなかったため、
第1問から解いていった受験生は比較的余裕をもって第3問以降に入れたのではないかと思います。
さてここからは細心の注意力をもって取り組まなければなりません。
いくつかのトラップがありますので、ご紹介します。
第3問Bの本文の内容をまとめる問題です。
Kenji:
I think watching television too much is harmful to young children.
I've read that it can delay their speech development. ・・・
このKenjiの一文目のセリフが目に焼き付いてしまった受験生は解答③を選んでしまいます。
③watching television is harmful for parents for it robs them of precious time
あせってはいけません!丁寧に選択肢を見てみましょう!
③watching television is harmful for parents ~
親の話にすり替わっているのです!当然×です。
本文の表現がそのまま書かれている選択肢は慎重に見ることです。
④young children who watch television a lot may not learn to talk as early as they should
これが答えです。
このように正解は本文の言い換えである
(本文のそのままの表現を使うのではなく、他の表現で言い換えている)
場合がほとんどです。
第4問B
問3
A family consisting of a father aged 41, a mother aged 40, two boys aged 14, and a girl aged 13, providing proof of age for the children, would
に続く文を選ぶ問題で、
③receive 50 % discount on three tickets when purchasing in advance
41, 40, 14, 13の数字(年齢)だけを見てるとthreeに反応して×にしてしまいそうになります。
父、母、息子、娘の4人家族で、50%オフになるのは子供は2人と思ってしまいます。
これは問題文の
A family consisting of a father aged 41, a mother aged 40, two boys aged 14, and a girl aged 13, ~
のtwoを見逃していたためです。
第6問
易しい問題でした。180点以上の高得点者は満点を取っています。
正解は本文の言い換えであることに意識しましょう。
問2
本文
those who believe that they can perform well are more likely to take on challenging rather than avoid them
正解:選択肢②
people with reasonable confidence in their abilitity procrastinate less
reasonableとあるのはパラグラフ後半に
「過度の自信があるとダラダラする傾向がある」と述べられているからです。
話は長くなりましたが、
センター試験で求められるのは、英語力はもちろんのこと落ち着いて丁寧に解く集中力です。
まずは英語力をつけなければなりません。
第2問でも触れたように語彙力、文法力を身につけた上で、読解力を磨きましょう。
とにかく、知っていることは大きな力です。
第3問Aのobstinate(頑固な)は英検準1級レベル
第6問のprocrastinate(ぐずぐずする)は英検1級レベルなので、
procrastinateまでは必要ありませんが、obstinateは知っておいてほしい単語です。
当塾の英語カリキュラムでは英検準1級レベルを目標に設定しています。
このレベルの準備をしておけば怖いものはありません。語彙力こそ最大の武器になります。
そして、読解力を磨くにはたくさんの英文に触れて英語の文章に慣れなければいけません。
その際に音読が効果的です。
英語を声に出して読むことで、
発音・アクセント、リスニング力のみならず、速く読めるようになります。
おのずと読解力がついてくるわけです。
音読をはじめましょう!
当教室に関するお問合せはinfo@mbus-tutor.comまで、もしくはこちらよりお願いいたします。
お受けしたお問合せには、原則として1営業日以内にご返答させていただきます。
18:00以降のお問合せにつきましては、翌営業日以降のご返答となる場合がございます。
あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。
お電話でのお問い合わせ : 078-862-1182
個別指導の学習教室MBUS
〒663-8204 兵庫県西宮市高松町11-8メゾンフローラ501
MBUS All Rights Reserved.